どい・あーと
子ども造形教室
活動の記録 Since 2005
宮崎 文子略歴
1971年 生まれる 神奈川県出身
1995年 多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻 卒業
1997年 多摩美術大学大学院美術研究科版画専攻 修了
主なグループ展
1995年 全国大学版画展 (買上賞・観客賞)
1995~毎年 日本版画協会展 (96年 奨励賞) (98年山口源新人賞)(05年準会員佳作賞)
1995~98年 神奈県美術展
1998年 第2回アニマート展(ギャラリーARK、横浜)(以降毎年)
2002年 第5回高知国際版画トリエンナーレ(佳作賞)(2005年、2008年)
2010年 第55回CWAJ 現代版画展(2011年も)
第14回中華国際版画ビエンナーレ展R.O.C、台湾(銅賞)
2011年 第8回高知国際版画トリエンナーレ展(準大賞)
2014年 第9回高知国際版画トリエンナーレ展
2015年 東京国際ミニプリントトリエンナーレ展
アワガミ国際ミニプリント展
個展
1997年 Oギャラリー(銀座)、不二画廊(大阪)
1998年 六義園画廊(銀座)、不二画廊(大阪)ギャラリー 52(東京)
1999年 ギャラリー ARK(横浜)、シロタ画廊(銀座)不二画廊(大阪)
2000年 シロタ画廊(銀座)、galerie ampio(大坂)
2001年 楓画廊(新潟)
2008年 ギャラリー ARK(横浜)、楓画廊(新潟)、湘南台画廊(神奈川県)
2009年 湘南台画廊(神奈川県)
2011年 ギャラリータマミジアム(愛知県)
2012年 湘南台画廊(神奈川県)
2013年 ギャラリータマミジアム(愛知県)
2014年 湘南台画廊(神奈川県)
2015年 ギャラリータマミジアム(愛知県)
現在 日本版画協会 会員
教室を開こうと思ったきっかけ?
大学を出たあと 版画工房に勤めながら、自身も版画制作をして公募展で発表したり個展を開くなどの活動も行ってきました。そして 縁があって2000年に結婚、翌年には出産、育児を経験。そして子育てを通して、かつて自分が過ごしてきた幼少の頃の事を思い出しました。
横浜に引っ越してきた時には近所に友人も知り合いも誰もいなくて、寂しかったのですが、子どもを通して地域の方とも沢山知り合う事ができました。横浜市は子育て支援が充実していて、様々な子どもや親向けのワークッショップが開かれておりました。育児で忙しく疲れていたある日、たまたま参加したワークッショップで、作る事の楽しさを思い出し、子育ての疲れが一気に吹き飛んだのを覚えています。
長男が3歳になる頃 そろそろ仕事を再開したかったのですが、勤めていた版画工房は時代の流れ?か既に廃業していました。それで私は子どもの造形教室を開く事にしました。ちょっと大げさかもしれないけれど、子ども達に、絵や工作や何かを作る事を通してなら、もっともっと沢山の事を教えられる。そして きっと彼らが大人になった時に、何らかの役にたつはず。そう強く感じて教室を開く事を決めました。
今でこそ確信してますが、自分自身も子どもの頃には絵画教室に通っていました。子ども達にとって、そこは決して絵を習うというだけの単なる教室ではない。親から離れ、ほんの少しの時間だけれど、自分を開放する貴重な時間だったこと。私は絵を描く事が好きだったというより 絵を描く事を通して、ほめられ、認めてもらえる事が心地良かったのだろうと、今ではわかる。学校に行けば、うまく行かない事も沢山ある。自分より勉強のできる人は沢山いるし、スポーツが得意な人も沢山・・・。でも私には絵があった。(というより絵が好きだった)好きはやがて 得意になり、自分に自信が持てるようになった。他人に評価してもらう事で自分に自信が持てるようになると いろんな事がうまく回りだした。
そういうよい循環が生まれる。きっかけはひとそれぞれあるかもしれないが、そのひとつの選択肢としての アート という活動はとても有力であると考えます。
現在 保育園で
「えのぐ先生」 として
園児達と楽しく
造形の指導にもあたっています。